スーパーGT第3戦観戦

     −レースとは男の戦いである−

     私は、根っからのモータースポーツファンというわけではないのですけれど、昔からいろいろ縁があってレース場に出向くことがよくあります。観戦席ではなく、ピット側からレースを見ることが多いです。

     ピットから見ていて、いつも思うのは「レースを仕事にする」ということはホントに大変なことなんだなぁということです。

     レースとは「予選と決勝をただ単に早く走る」というだけではダメなのです。限られたタイヤの本数の中でグリップを温存するようにレースの展開を組み立てたり、ピットインの回数を1回にするか2回にするか、タイヤ交換はいつ何本行うか、給油は満タンか調整するか、あるいはクルマのセッティングは序盤にあわせるか後半にあわせるかなどなど、無限ともいえる選択肢の中から迅速に判断する必要があり、監督を中心とするレーシングチームは、つねに決断し続けなければならない緊張を強いられます。

     方針を決定したらそれに従い、メカニックやドライバーが各担当の仕事を責任を持って進めなければなりません。たった一つのドライビングミス・整備ミスが、取り返しのつかない命取りになります。大変なプレッシャーです。

     しかも周りの状況や天候によって刻々と新しい判断が下されるわけですから、迅速に、かつ正確にチーム全員が作業をこなさないといけません。相当なチームワークが要求されます。

     今回はスーパーGTというレースの第3戦を観戦する機会に恵まれました。このレースは市販車をベースにしたクルマで争われるシリーズで大変な人気があります。各レースの勝者は次のレースでウェイト搭載のハンディを負う、などレースを面白くする工夫がそこかしこにあります。

     第3戦は富士スピードウェイで開催されました。私は日程の都合で予選しか見られなかったのですが、それでも十分面白かったです。第一予選のラップタイム上位10車が「スーパーラップ」という第2予選に進むのですが、これが混走ではなく、一度に一台ずつアタックする形式なのです。それぞれのアタックを一台ずつ観戦できるので、見ているほうは盛り上がります。

     予選1位は、GT500クラスがZENTセルモSC、GT300がPrivee Zurich・アップル・紫電でした。全員が自分の仕事を完璧にこなした結果なのだと思います。すばらしい。

     ではここで、今回私の目を通してみた「男の戦い」の記録を、画像ダイジェストで紹介したいと思います。

     

     

     

     

     

     

      

     

      

      

      

     

     

    おいおいおーい!どこが男の戦いなんですか?!

     

    ・・・・・・

    ・・・・いやいや、これこそ男の戦いなんですよ。

    だってレースクイーンのお姉さんの写真とろうとすると、周りはこんな感じなんですよ。

    まさに戦場。我ながらよくこれだけ撮れたと思います。

     ・・・・・

     冗談はさておき、前回の第2戦でメチャメチャしびれるレースを展開して優勝したチームがありました。私は、もうすっかりこのチームのファンです。

    GT300クラス、car No.27 direxiv ADVAN320R(ヴィーマック)です。

     決勝レース終盤、ピットのタイミングでぎりぎりトップに躍り出て(2位のクルマのまさに直前に出たのです)コーナーへ突っ込んでいきました。ピット直後の周回(アウトラップといいます)はタイヤが十分暖まっていないのでグリップが悪く、普通の周回車にはまるで歯が立たないか、あるいは気負ってコーナーへ突っ込みすぎ、スピンしてしまうことがよくあります。

     ところが、このヴィーマック、一歩も譲らずに後続のポルシェを押さえきり、さらにその後差を広げて堂々の優勝となったんです。カッコよかったっす!!これはほんとシビレた。

     その勝負のピットからスタートする時に、監督さんが「GOGOGO!」と叫んでいたんです。いや、正確には声は聞こえなかったんですが、こちらにまでその気持ちが伝わってきました。

     このチームの監督さんです。

     すばらしい監督さんです。ぜひ今シーズン最後までがんばってほしいと思います。

    あ、あとdirexivのレースクイーンの皆さんです。

     楽しかったっす!!わははは



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