(新しい記事は、このページの下のほうに更新されます) 前回、光のパルス幅による野菜の生長への影響をサニーレタスで実験しました。その結果、両者の違いにほとんど違いは見られませんでした。 ただし、発芽直後に「遅い点滅」側でモヤシ状態になって倒れる株が続出していたことは明らかな違いでした。 今回は、成長により強い光を要求する「カボチャ」で再実験してみたいと思います。1株ずつ、異なる2種類の点滅パターンで成長を比較します。 4/30(0日目)
5/20(20日目) 前回レポートからだいぶ間が開いてしまいました。今回は実のなるまでやるつもりですので、じっくり進めようと思っています。
右の「遅い点滅」のほうが株の大きさは大きいように思えますが、実際は茎や葉の柄の部分がひょろっと長い状態で、左側の「早い点滅」のほうがしっかりしている印象です。 実際、7枚目の葉の大きさを比べてみると、「早い点滅」のほうが1cmも大きいことが分かりました。
また、この2つの苗と同じ時期にもう一つを屋外の畑に植えたのですが、それと比較するとLED栽培の効果がよく分かります。 すごいでしょ。この違い! 6/25(36日目) さらに一ヶ月経過しました。ツルもかなり伸び、LEDの点滅による差もかなりはっきりしてきました。
やはり、早い点滅側のほうが生育はしっかりしているようです。葉の数や茎の強さも勝っています。 ということで、今回の実験の結果、早い点滅にしたほうが育成効率は高いという結論に達しました。 ・・・・・と、この結論さえ出れば実験は一応成功なのですが、うーん、実はもう一つ、カボチャの実をならせるという目標もあったのです。 一方、畑に植えた自然光での栽培との比較では、はじめのうちは室内LED栽培のほうが生育が早かったのですが、その後気温の上昇とともにあっという間に追い抜かれ、現在では ものの見事に完敗です。やはり、お天道様にはかないません。 しかも太陽光栽培のほうは、ちゃんと花も咲かせています。 ということで、実験はここで打ち切り、LED栽培してきた株も畑に植えることにしました。 |
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