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     H8デビュー(2004/3/19)

     2足歩行ロボットには、マイコンが搭載されています。
    YDHの場合にはロボット制御用のボードにM16Cというマイコンが搭載されています。
    そのマイコンにはあらかじめロボット用にサーボをコントロールしたり、モーションデータを読み書きするためのプログラムが書き込まれています。

     私はこれまでPICという、もう少し小さなマイコンをよく使っていました。
    ゆくゆくはロボットの制御も一から自作でやりたいなーと思っているのですが、PICでは20個ものサーボを同時に制御するなどという気の遠くなる作業をさせるのは少し難しそうです。

     そこでもう少しスペックの高いマイコンも始めたいな〜と思ってました。ロボットの世界ではM16CのほかにSH2、H8といったマイコンがよく使われているようです。どれがどういう特徴があるのかも知らないので、まあぼちぼち調べてみようかな、などと考えてたある日

     なんと!

     H8が雑誌についてきた!トランジスタ技術4月号はマイコンボードが付録だ!

     こりゃびっくり!・・・開発に必要なプログラムCDや、もちろん詳しい説明記事もついて980円!

    買いだ!!

     仮面ライダーカードほしさにスナック菓子を買った子どもの頃をなぜか思い出します・・・。

     さっそく作ってみました。

     H8を動かすには周辺回路として電源、モード切替用ジャンパ、RS232C通信用レベルコンバータ(ADM232)などが必要です。

     付属のCD-ROMから必要なソフトをPCにインストールして、さっそく接続してみます。

    いざ!H8デビューだっ!
    スイッチ、オーン!

    ・・・・・・・・・あれ?

    本当はPCからプログラムがダウンロードされるはずなのに、なにやら"failed"(失敗)のメッセージが・・

    ・・・・・ま、よくあることです。こういう場合ほとんどが回路の接続ミスですから落ち着いてチェックすれば必ず解決できるもんです。さ、チェックしよ。

    (30分後)

     だめだあ!回路はいいと思うんだけど・・・テスターで全部接続をチェックしたし、電圧もOKだしレベルコンバータも作動してるしRS232Cの設定も10回確認したし・・・オロオロ・・・。

    これは・・・H8はそんなに甘くないぞということなのか!?

     ううむ・・・・・

    (さらに30分後)

     おや!?誌面(p134)のこの回路図、ひょっとして間違ってない?基盤のピン配置が前のほうにある図と違ってるような・・・・・
    と、いうところに気づきました。そこで接続を変更してみると

    書き込みに成功!!

    いや〜よかったよかった。
    回路図の訂正について詳細はトランジスタ技術のHP、4月号のFAQのページにも公開されています。

     しかし、この雑誌一冊で基盤やソフト、またなにより詳しい説明や応用例などの情報がすべて手にはいるわけですから、こういう特集は初心者の私としてはとてもありがたいです。
     5月号でも続いてH8の応用例が紹介されるようですから、楽しみにしております。

    ところでロボコンマガジン様、
    「付録ではじめる板金入門」なんていかがでしょう。


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