フォーミュラカー用オンボードカメラマウント


本機器はのご依頼により作製されたものです。

     NTTドコモはフォーミュラニッポンにスポンサーとして参戦し、レース実戦において「通信実験」を行っています。これは、なんと時速300km/h近くで疾走するフォーミュラ・マシンと、PHSデータ通信によって情報交信しよう、という試みです。

     フォーミュラカーにはCCDカメラが搭載されており、コンピュータおよびPHSを通じて画像をリアルタイムにWEB配信しています。左の写真で矢印で示したのがCCDカメラです。右方には白いPHSも見えますね。

     オンボードカメラの映像、というのはいまやF1中継でも一般的ですよね。まさに自分がF1に乗っているかのような映像を送ってくれます。

     今回は、これを更に臨場感あふれるものにしよう!という検討です。カメラからの映像を一方的に送られるだけではなくて、こちらからもコマンドを送信して、カメラを動かし、見たい方向に向けてみよう、という試みです。
     後方から追従するクルマや、ドライバーの表情なんかも見てみたいですよねー。

     そこで、PHS→コンピュータ→(RS232C)→経由で送られてくるコマンドに対応して上下&左右の向きを変えることのできるカメラマウントを作成しました。上下方向はミニサーボを、左右方向はステッピングモーターを使い、自由度の高い動きをします。

     これをプロトタイプとして、後に改良された可動カメラが(株)キーエンスよりROUND VIEWとして発売されています。



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