e-FG project
製作記 その1
さあどうする・・・。電子工作関係は何とかなるとして、一番の問題はシャシーの選定です。が、1/5スケールのフォーミュラカー、といえば選択肢は一つしかありません。日本で発売されたばかりのFGmodellsports社製のFG Formula Oneシャシーです。しかしこれはエンジンカー、しかもポケバイに使用されている22ccのイグニッションエンジンです。
これを使うとなると
○振動
○油ミストによる汚れ
○スパークによるノイズ
・・・・などが、コンピューターなどのデバイスを載せるとなると心配です。それよりも
○かわにしはエンジンの経験がない。
のが大きな問題でした^^;)。・・・そこで、
1/5FGシャシーの電動化
をはじめに検討することとしました。無謀ですよねー。
・・・本当に、結構、無謀なんです。やはりパワー不足。1/5なんて、1/10スケールに比べたかが2倍じゃーん、とはじめに思ったのですが、たしかに長さの次元ではそのとおり、しかし、面積は4倍、体積および重量は8倍になります。実際にはFGの車重は12kgもあるらしく、8倍どころか10倍以上にもなります。出力も一般的な540タイプモーターが0.1-0.2馬力前後に対し、エンジンの馬力は2.5馬力です。やっぱり10倍以上・・・。つまり,1/5を540で走らそうとすると相対的に1/10の出力になってしまうということです。ううむ・・・。
ここでちょっと「スケールスピード」について考えてみます。特にオンボードカメラを見ながら模型を操縦する場合、視覚的に感じる「加速度」について考えてみます。
加速度の単位はm/s^2です。長さのディメンションですから、1/10なり1/5なりの縮小モデルになった場合には、加速度も同スケールに減少するべきなのです。しかしながら、実際のモデルではそうならないのです。ちょっと説明させてチョ。
ざっくばらんに言って、
(1)動力源の出力はその体積に比例します。エンジンの排気量をイメージするとわかりやすいと思います。従って、出力はスケールの三乗に比例する、ということになります。
(2)車重は体積に比例すると考えて、これもスケールの三乗に比例します。
(3)加速度は車重と出力の比です。
以上の前提のもとでは、「加速度はスケールに関わらず一定である」という推論に達します。つまり、もし、あなたが1/5のスケールの小人になって、性能的にも相対的な1/5スケールの車に乗った時には、加速度は1/1スケールと同じなのですから、視覚的に5倍の加速度を感じることになります。
従って、視覚的にリアルな加速度を得ようとすれば、出力は1/5でいいことになります。
まわりくどいヘ理屈でしたが、つまりデモンストレーション用としてはパワーソースは1/10くらいでも十分かなと思えました。540サイズのモーターでもいいのではないかということです。
以上をふまえ(まあ細かいことは後で考えることにして)1/5の電動化からはじめよう!ということにしました。
車体キットの入手
いずれにしろ、まずシャシーを入手しなければいけません。FG Formula Oneシャシーの、日本での定価はなんと\236,000-!・・しかーし、躊躇しないのだ。なんたって今回は予算があるもんね・・・。と、必要以上に大きな態度で、さっそくあちこちの取扱店に問い合わせてみると・・・
「入荷は早くても3ヵ月後ですねー」
「海外でも人気出てるみたいで品薄ですねー」
「納期?ちょっとよくわかりませんねー」
「毎度!ニコニコ寿司です。」「すいませんまちがいました」
やばい!!モノがなければ進まないぞ。そこで、インターネットで情報収集すると、個人輸入という手があることがわかりました。さらにあちこち調べて、ドイツのネット通販のショップ、Hobbythekを発見。で、早速メールで問いあわせてみました。・・・すると、なんと30分後には返信が!こちらが真夜中で、ちょうど向こうの勤務時間だったようです。ふむふむ、なになに・・・?ええと、
We accept orders from Japan.
(日本からの注文もOKよ。)
・・・よしよし。で?
We have one Formula 1 car in stock at the moment !!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(在庫、あと一個しかないよ)
やばい !!!!!!!!!!!!!!!!!!!
送料やオプションについて速攻で調べ価格を検討、注文書を作製し、faxするまでに30分!!さらに待つこと30分・・・Hobbythekからメール着信!
we have received your order. Thank you.
The car will be send today to your address.
We hope it will reach you soon.
間に合った。よかったよかった・・・。今考えるとうまいこと乗せられたような気もするのですが、その後のパーツ発注などでもは対応が早くて丁寧でしたので、結果的にここを選んでよかったな、と思います。
・・・一週間後、バカでかい箱が郵便で届き、中からまたバカでかいラジコンがその巨体を現したのでした。カミさんは目を点に、子供はわけもわからず狂喜乱舞し、我が家は一時騒然となりました。
手前がFGのタイヤ、右奥がF103のタイヤです。 |
早速エンジンを下ろしてみたところです。 |
これ、本当にでかいです。測ってみるとシャシー部分のみで全長約90cm。F103が全長約35cmですから・・・、おいおい、ちょっとまってよ1/10の2倍を余裕で越えてるじゃーん!^^;) ボディ乗せたらメートル越えまっせ、これ。重いし・・。体重計で量ったところ12kgもある!ホントに走るのこれ・・・?
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