4. 電子工作の基本:ハンダづけの練習

     キットを作るにしろ、自作の回路を作るにしろ、「ハンダづけ」は電子工作のもっとも基本的な技術です。

     電子回路を作るということは、言いかえれば「電子部品を配線する」ということに他なりません。配線、というと例えばプラモデルのモーターと電池のように、リード線(電線)をつかって直接つないでいく方法もあります。
     しかし、電子工作で扱う回路のように部品数が多くなり、また、配線も複雑になってくると、直接つないで回路を作るのはとても大変です。接触不良などのトラブルも多くなるでしょう。

     そこで、一般的な電子回路では「基板」とよばれる板に、電子部品を固定しつつ配線を行います。基板の表側から部品をさしこんで、裏側の銅箔(ランドといいます)に取り付けます。この時、「はんだ」という糸状の金属をいったん熱で溶かして、部品とランドを溶着させるのです。ハンダによって部品は固定され、また電気的にも接続されます。

    回路の基本 回路パターンの形成、つまり"部品同士の接続"は、裏面のランドをつないでいくことによって行います。この時にもハンダ付けを使います。

     左の図は片面のユニバーサル基板を使う例ですが、ランドが両面にある場合や、また回路がパターンとしてはじめから出来あがっている場合(プリント基板、といいます)もあります。(手元にあれば、秋月PICライタキットの緑色の基板を見てみてください)

    では、回路を作るための基本「ハンダ付け」を、実際に練習してみましょう!!

    用意するもの

      工具 ハンダゴテ、コテ台(スポンジに水を含ませておく)、ハンダ、ニッパ、ペンチ
      部品 PICライタキット、ユニバーサル基板

    ハンダ付け練習の手順

    (1)練習用のリード線を用意します

      PICライタキットを開封します。中には説明書、基板などが入っています。
        キット内容
       2つの袋のうち、細かい部品が入っているほうを取り出します。
        部品袋とりだし

      袋の中から、こんな形の部品を3つとりだします。
        
       これは「抵抗」という部品で、袋の中には10本以上のいろいろな種類の抵抗があります。どれでもいいので3本取り出してください。

      この抵抗のリード線を、ニッパで半分くらいに切断します。

          ニッパで切る  リード線
       このようなリード線を5本ほど用意します。切り終わった後の抵抗本体は、なくさないようにキットの部品袋に戻してください。

      リード線を半分くらいのところでU字になるように曲げます。

          曲げる

    (2)ハンダゴテを準備します。

      こて台 コテ台のスポンジに水を含ませておきます。ハンダゴテをコンセントに接続し、数分待ちます。

      十分加熱したと思ったら、ハンダを先端に当ててみてください。
      ハンダを当てる
       ハンダが溶けて、ハンダゴテの先端にスッと乗ると思います。溶けたハンダはコテ先を覆うように薄く広がります。うまく溶けないようでしたら、もう少し加熱するまで待ってみましょう。

       コテ先をスポンジでぬぐいます。
      ぬぐう
       余分についたハンダを拭いとるように、さっさっと2,3回ぬぐいます。
      コテ先はスポンジの水で適温に冷やされます。コテ先を冷やさずに余分なハンダを落とすには、こて台の端にコツコツとあてて落としたり、タバコの灰を落とすようにトントンと指先で叩いたりもします。

       コテ先をみると、ハンダで薄く覆われ銀色に光っています。
      ハンダめっき
      ハンダでメッキされたようになっていますね。この状態をよく覚えておいてください。この状態でハンダ付けすると、きれいに仕上げることができます。

       ハンダゴテをこのまましばらくおいておくと、
      加熱したコテ先
      ・・・なんだか黒く焦げたようになってしまいます。この状態ではうまくハンダ付けすることができないので、直前にスポンジでぬぐったり、ハンダメッキを再度行って先端をきれいにする必要があります。

    next 「いよいよハンダ付け!」



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