この講座は県内の中学生を対象にした教室で、1日かけて自律ロボットの製作とプログラミングの実習を行うものです。毎年2〜4回開催しており、始めたのが2002年度(2003/2)ですからもう6年目になります。 はじめた当初は進め方の勘所がなかなかつかめず苦労しました。 かつて、ある部品の「つけ間違い」が講師陣の間で恐れられていました。
足が太くて穴との隙間が狭く、ハンダが吸い取りにくいのに加えて、すべての足のハンダを同時に完全に除去しないと部品が外れないので本当に難しいのです。モータードライバ一つ外すのに10分以上かかるのですが、その付け間違いが次から次へと発覚した日にはもう、どうしようもない寂しさに包まれて男は酒を飲みたくなってしまうのです。 今では、回路作成の要所要所で基板をチェックして修正しながら進めるので、正常に作動する確率が飛躍的に向上しています。また、動作不良の99%が部品の付け間違いかハンダ不良、ということが分かってきたので(笑)問題箇所の特定と対応が早くなっています。 「モータードライバ逆付け」というかつて席巻していた脅威も、今ではほんの2〜3分あればチョチョイのチョイで外すことができるようになりました。 説明も、要点を理解しやすいようにポイントを押さえて早すぎないペースでつたえることを心がけ、回数を重ねるごとに洗練されてきました。 今回のロボット教室の風景
最後に挑戦するのは「障害物をよけながら決められたコースをたどってゴールで停止する」という課題ですがなかなか難しく、今回は残念ながらクリアする生徒はいませんでした。 今年は10/21にもう一回やります! |
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