中学生のためのロボット教室2007開催 2007/9/15

     この講座は県内の中学生を対象にした教室で、1日かけて自律ロボットの製作とプログラミングの実習を行うものです。毎年2〜4回開催しており、始めたのが2002年度(2003/2)ですからもう6年目になります。

     はじめた当初は進め方の勘所がなかなかつかめず苦労しました。
     例えば、当初は組み立て方を説明しながら回路と車体を一気に組み立てさせていました・・・がしかし、完成した車体の約半数はまともに動かないのですよ。
    部品の不良か、基板がおかしいのか、リード線の断線か・・・
    不良動作の症状からいろんな可能性を考えて一つ一つ試していき、最終的には解決するのですが数が多いので大変でした。

     かつて、ある部品の「つけ間違い」が講師陣の間で恐れられていました。
    これはモータードライバという部品で端子(足)の数が多く、この部品を一度逆向きに取り付けてしまうと外すのがとても大変なのです。
    悪魔のモータードライバ

     足が太くて穴との隙間が狭く、ハンダが吸い取りにくいのに加えて、すべての足のハンダを同時に完全に除去しないと部品が外れないので本当に難しいのです。モータードライバ一つ外すのに10分以上かかるのですが、その付け間違いが次から次へと発覚した日にはもう、どうしようもない寂しさに包まれて男は酒を飲みたくなってしまうのです。

     今では、回路作成の要所要所で基板をチェックして修正しながら進めるので、正常に作動する確率が飛躍的に向上しています。また、動作不良の99%が部品の付け間違いかハンダ不良、ということが分かってきたので(笑)問題箇所の特定と対応が早くなっています。

     「モータードライバ逆付け」というかつて席巻していた脅威も、今ではほんの2〜3分あればチョチョイのチョイで外すことができるようになりました。
    これは講師陣がはんだ外しの技術を極めたことによるものです。特にモータードライバ外しに関して、われわれは世界で5本の指に入るテクニックを有しています。(あとの4つは知らないけど)

     説明も、要点を理解しやすいようにポイントを押さえて早すぎないペースでつたえることを心がけ、回数を重ねるごとに洗練されてきました。

    今回のロボット教室の風景
       

     

     最後に挑戦するのは「障害物をよけながら決められたコースをたどってゴールで停止する」という課題ですがなかなか難しく、今回は残念ながらクリアする生徒はいませんでした。

    今年は10/21にもう一回やります!



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