ブロックロボット教室開催レポート 中学生編(2003/3/15-16)

     沼津高専主催のロボット教室もいよいよ最終日程に突入しました。
    これまで開催分のレポートはこちら
    2/15-16 中学生のロボット教室
    3/1-2 ブロックロボット教室(小学生編)

     今回の「中学生の部」も(これまで同様)応募が多く、定員40名のところ約90名もの応募がありました。主催の川上先生のご配慮で、今回は特別に高専学生さんのスタッフを大増員、教室や器材も多く用意され、応募者全員に参加してもらえる体勢が整いました。

     教室は、基本的には小学生の部と同じ進めかたですが、ワンランク上の課題(タッチセンサーによる障害物回避)なども用意され、また比較的自由に、遊びながら学習してもらうこととしました。

     さすが中学生は飲みこみが早いのでプログラミングの仕組みもすぐに理解してしまいます。午後にはもうほとんど説明もいらず、グループごとにいろんな課題にチャレンジしていました。

    今回のレポートは、参加者の皆さんの作品を紹介したいと思います。

     光センサーに加えタッチセンサーを装備したロボットです。障害物回避に果敢に挑戦していました。

     このロボットはモーターをRCXの後方に配置、ギア駆動してます。車高が低めにおさえられています。ロボット前方の小さいタイヤはバンパーで、障害物にぶつかるとRCX中央後部のタッチセンサーを作動させます。なかなかスルドイ回避行動を見せていました。

     こ、これは・・・
    非対称&キャタピラ一軸支持方式の斬新な設計です。ちゃんと動いたかどうかは・・・・・(^^;
    このグループは他にもいろいろアグレッシブなロボットを設計していました。

     おお!ステアリングマシンだ!
    普通は、左右一つづつのモーターで左右輪の回転をコントロールして方向を変えるようなロボットを作るのですが、この4輪車は前輪の方向を左右に転回(ステアリング)して、進行方向を変えます。非常に難しい方法です。
    まさに男の夢!!!!
     ステアリング法は、私もロボット教室全日程(4日間)を通じて、やっと完成できた方法です。(後述)

     高専の学生さんの作品です。
    これもステアリングマシンです。フレームをねじりながら力を伝える複雑な機構で、車体下部に隠された(?)前輪が転回します。
    さすが、美しい・・・

     余った部品で何か怪しいモノを作り始める生徒もいました。
    このロボットアームは左の白いホイールを回転させると、物をつかんだり離したりする動きをします。

     ベイブレード!
    とかいって遊んでるし・・・・・(^^
     自転車・・。

     蛇足ですが、私の作ったステアリングマシン「男の夢号」を紹介させてください。(^^;
     
     
     
     
    男の夢号
     前回の小学生編でハードは完成してましたが、ソフトをもうちょっと最適化し、ほぼ100%コースをトレースできるようになりました。

    ステアリングの仕組み
          
     (1)モーター軸が回転すると、(2)ゴムがビームを引っ張り、(3)ステアリング軸が回転、タイヤが進行方向を向きます。
    走行の様子:ムービー(約390kB、wmv形式)

     1ヵ月間、計6回にわたり沼津高専主催「ロボット教室」にスタッフとして参加させていただきました。いや〜楽しかったです。技術的にもいたらぬ一個人である私「河西電子技研」がこのようなすばらしい企画に参加できたことは大変貴重な体験でした。主催の川上先生、本当にありがとうございました。
     なによりも、子供たちが自分の思いどおりのロボットを作ろうとして、あれこれ工夫している時の楽しそうな表情がとても印象に残っています。河西電子技研は、これからも、このような子供達にとってすばらしい機会を増やしていきたいと考えています。



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