LED植物育成実験プロジェクト 実験3 2006/3〜 4/30実験終了!
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これまでにLED照射装置を試作し、ハツカダイコンやハーブがちゃんと育つことを確かめることができました。そしてLED400連装の量産型機を開発、プロジェクトはいよいよ応用実験の段階に入ります。
量産型機は2系統の照射パターンで植物の育ち方を比較することができます。
植物は光の照射条件によって育ち方や含まれる栄養分が変わることが知られています。ビタミン成分豊富な野菜や、珍しい色の花の栽培なんかも可能かもしれません。
今回は、パルス状態の光が植物にどう影響するのか実験してみたいと思います。目に見えないほどの早いパルスと、0.5秒周期の遅い「チカチカ光」の2種類の光を試してみます。

両方とも点灯時間:消灯時間の比は1:1なので「光の合計量」としては同じです。
3/14(0日目)
今回はリーフレタスを育ててみます。

実験開始!向かって左側が200μs(早い点滅)、右が500ms(遅い点滅)のパルス光です。
3/16(2日目)

リーフレタスは明るい光を感じて発芽するそうなので、土をかぶせずに初めからLEDを照射しました。2日目に無事発芽しました!
3/18(4日目)
芽が伸びて緑色になってきました。
比較的「遅い点滅」発光パターンのほうが、太くしっかりている芽が多いように思います。
3/20(6日目)
ふたばが開きました。やはり「遅い点滅」のほうが大きさでリードしています。
3/26(12日目)
今週は寒い日が多かったせいか、大きな伸びはありませんでした。
遅い点滅のほうが大きいという状態は変わりません。両方で本葉の芽が出てきました。
3/31(17日目)
「遅い点滅」側で異変が!!
自力で立っていることができず、バタバタと倒れる株が続出しました。
これまで、「遅い点滅」のほうが大きいので成長が早いのだと考えていましたが、よくよく比較してみると両方での本葉の枚数や次の葉の芽の出方などで違いはなく、単に遅い点滅のほうが「大きい」だけでした。
ひょっとしたら、これはモヤシのような状態(徒長)になっているのかもしれません。
4/15(32日目)
下の画像は全体の様子を比較したものです。両方とも6株ずつですが大きさが異なっているのが分かると思います。

上の画像では右側の「遅い点滅」のほうが大きく育っているように見えますが、茎は細く、また葉の緑色が薄いように思えます。
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「早い点滅」側 葉の緑が濃い
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「遅い点滅」側 色が薄く、茎も細い
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栽培を始めてからの一ヶ月は気温が低い日が多く、ここまでの成長は少し遅いようです。もうしばらく栽培を続けてみようと思います。
4/30(47日目) 実験終了!
種まきしてから1ヵ月半、そろそろこの実験も完結したいと思います。
両パターン、それぞれ5株づつ残しました。両者での違いは見たところ差はないようです。
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早い点滅
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遅い点滅
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収穫して大きさを比較しました。葉っぱの部分の重さも計量して比べました。
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早い点滅 5株の重さ 計17g |
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早い点滅 5株の重さ 計16g |
結局、パルス幅の違いによる差はほとんどない、という結果になりました。調べてみると、リーフレタスは野菜の中で、生育に光をあまり必要としないほうなのだそうです。そのために光の違いが成長に影響しにくかったのかもしれません。
ただし、発芽直後は遅い点滅側でモヤシ状態(徒長)になっていたことは明らかな差でした。次回は、もう少し光を要求する野菜で再実験に挑戦してみたいと思います。
実験の結果まとめ
・サニーレタスを使い、早い点滅(400μS)と遅い点滅(500ms)で成長に違いが見られるか観察した。
・遅い点滅側で、発芽後に倒れる株が多く見られた。徒長状態になっていたものと思われる。
・種蒔き後1.5ヶ月での両者の生育に違いは見られなかった。