8/16(日)第二クラス1日目
前回は、進み方の早い生徒と遅い生徒で大きな差がついてしまい、注意すべきポイントの全体説明のタイミングがうまく取れなかったことが反省点のひとつでした。
そこで今回は、要所要所でチェックを入れたり、早く進んでいる生徒には簡単な課題を出して少し悩んでもらったりして進行を調整しました。
それでもぶっちぎりで早い生徒も出てきてしまったので、スタッフに個別で指導してもらいながらすすめ、最後はPCを出して次回の予習をしながら待っててもらうことに。
今回はチェックをかなり頻繁に入れてとくにハンダづけは入念にチェックしたので、全体的に完成度が高くなりました。センサーもほとんど一発で動いたし。
今回のOJ2の基板、じつはこれまで沼津高専のロボット教室で使っていた梵天丸に比べると、「間違えてつけてしまった部品の取り外し」が難しいんです。
梵天丸の場合はハンダ吸い取り線だけでキレイにハンダを回収できたんだけど、OJ2の場合、ぐずぐずしてると基板上の回路がはがれやすく、吸い取り線でなくて吸い取り器を使わないと難しいんですよ。
OJ2のほうが回路が精密で細く、ホールも小さいからだと思います。
いや、別にハンダ吸い取り器を使えば問題ないんだけどね、吸い取り線のほうが、見ていて「匠の技」っぽく見えると思うんですよね。吸い取り器はシュッ!って一瞬で終わってしまうので、いとも簡単にできるように見えて(実はこちらのほうが難しいんだけど)、教育上よろしくない。
|
|
ハンダ吸い取り「線」
匠の技をアピール |
ハンダ吸い取り「器」
作業が簡単そうに見える |
などと余計なことを考えながら、基板から浮いてハンダ付けされてしまったLEDを修正していたら、私が足を折ってしまいました。
マイガッ!
おわびに、予備に持っていたLEDに交換して「特別高輝度仕様」に。
この日も全員が完全に動作することを確認して無事に終了することができました。
帰ってから「自動ハンダ吸い取り器」なるものを調べてみましたが、思ったより高いことがわかりました。
ちょっと手が出ないなあ・・・。
やっぱり「匠の技」(に見せかける小技)でいこう!
8/19(水)第二クラス2日目
平日です。子どもは夏休みなので関係ありませんが、実は私、普通の会社員なんです。
ですからこういう場合は会社を休みます。ああ、本当は仕事が好きなのに、これも未来を担う子供のために仕方なく・・・・・
ウソです。前日からしっかり休みを取って思いっきりエンジョイしてます。
2日目はプログラミング。
最後にライントレース競技まで進むわけなので、短時間でかなり高度なことを身につける必要があります。
山場はwhile文とif文、さらにそれらの入れ子構造。入れ子構造になったif文のelseがどこに対応するのか説明するのが難しい・・・。いい教え方はないもんだろうか。
はじめに基本だけ教えて、後半は自分で好きなようにやりましょう!という放置、ではなくて自主性を尊重するスタイルなので、壁に直面している生徒の個別フォローが重要です。
沼津高専の川上先生と学生さんが丁寧に対応してくださったので大変助かりました。
好きなことに挑戦する生徒(笑)
「何をやったらいいのかさっぱりわかりません!」という生徒のために、課題別の攻略ヒント集も準備していきました。
1部1,000円です。←ウソです。
全員が課題に挑戦し、最も難易度の高いレスキューラリーで満点を出す生徒もあらわれました!
表彰式。成績優秀者に豪華賞品の「薄皮まんじゅう」を授与しているところです。
(まんじゅうは参加者のお父さんからお土産でもらったものです・・・ちゃんと何か用意していけばよかった;;)
こうして無事、全日程を終えました。
今回のロボット教室は、主催としての私にとっても、大変ためになった貴重な体験でした。
いやー楽しかった!
− さいごに −
・教材やテキスト、カリキュラムの準備も大事だが、それ以上に生徒の適性・個性を見極め、その場で適切なアドバイスを
与えられるかどうかということが、教室成功の大きなポイントだった。
・生徒のプログラムを読み、その裏にあるアイデアを推察することが必要。フローチャートを書かせることはアイデアの整理
に極めて有用。
・これまでやってきたゲスト講師と、教室を主催するのとでは大違い!準備から当日の進行状況の把握から、大変さは想像
以上でした。
・もっとギャグを用意していけばよかった。
最後に、弊企画を採択いただき、多大なるご支援をいただきました(独)科学技術振興機構様に深く感謝申し上げます。
今回の事業公募の情報を教えていただき、また、激忙のスケジュールを縫って当日の運営に大変なご助力をいただいた沼津高専・川上先生に深く感謝申し上げます。
工具を提供いただき、参加者募集において貴重なショーケース広告スペースを割いていただき、また、ご提供のFM番組に出演し宣伝する機会をいただきましたエレクトロニクスパーツ専門店アイ・シー・アイ様に深く感謝申し上げます。
Copyright(C)2002-2009 Kawaden Lab. All rights reserved.
|